4歳になったばかりの飼い犬が、重症筋無力症と診断されました。このブログは、飼い主の備忘録として始めますが、同じ病気と闘うペットの飼い主さんとの情報交換の場となれば嬉しいです。


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大枚はたいたのに!

 ステイロイド投与開始から2週間経過。すこしよくなってからは水平飛行という感じ。よくなったといっても、具体的にどこがどのようにと聞かれると、答えられない。全体的に少し元気になった(ような気がする)。

 外注検査の結果が出た。

抗核抗体(ー)
抗アセチルコリンレセプター抗体(ー)
咀嚼筋筋炎抗体(ー)

 ぜぇ〜んぶ、陰性。ということは、重症筋無力症と確定診断はできないということ。


 29.000円も払ったのに!!!


 しかも、持ち合わせがなくて未払いになったというおまけつき。

 かといって、重症筋無力症ではないとも言えない。ヒトでも犬でも、患者の20%くらいは陰性だそうだ。このまま治療を続けるしかない。同じ薬を処方されて、次回は2週間後に受診の予定。
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# by myastheniagravis | 2012-08-10 16:26

治療開始1週間

 ステロイド内服開始から1週間経過。

 プレドニゾロン20mgを毎朝飲ませる。体重10kg足らずの犬としては、ヒトに換算するとかなりの高用量だ。しかし、さすがはステロイド。ここ半年間悩まされてきた皮膚のかゆみが、一晩にして治まった! 恐ろしいほどの効果だ。
 肝心の重症筋無力症に対する効果は、当然と言うべきか、「著名改善」とは言い難い。が、気のせいか、治療開始前より生き生きしてきたように見える。ひいき目か? 
 しかし、相変わらず固形のトリーツは飲み込めないので、アジリティも服従訓練も、お休みさせてもらうことにした。筋肉をあまり使わない服従訓練くらいはできそうなものだが、ご褒美がおやつに特化してしまっているので、食べられないのでは訓練にならない。

 この間、ネットで犬の重症筋無力症を検索して自分なりに調べてみた。

 咽頭型は、全体の3分の1くらいに見られる。四肢にはあまり症状が出ない。出るとしたら、後肢により強く出る。そう言われてみれば、治療開始の少し前から、横座りするのが気になっていたのだ。確かに、それは治療開始後、なくなった。後肢に力が入らなければ、バーは跳びにくいはずだ。知れば知るほど、「そう言われてみれば」思い当たる節ばかりで、後悔先に立たず。

 最悪、呼吸筋麻痺や摂食障害で死亡することもある。が、死亡原因の第一位は、誤嚥性肺炎だそうだ。今のところ、その兆候はない。

 治療には、ステイロイドやアセチルコリンエステラーゼ阻害剤などを用いる。ヒトでは、胸腺腫瘍の摘出が一般的だが、犬では文献報告がある程度。検査も手術もヒトより手間がかかるせいか、ほとんど行われていないようだ。

 自己免疫疾患といえば、一生ステロイドとお付き合いという認識だったが、どのサイトにも、「治療開始から数ヶ月で治癒することがある」と書いてある。楽観はできないが、多少希望の光が見えた。


 治療開始から2回目の受診。この日の血液検査は、全て正常値。缶フードにバリウムを混ぜたものを食べさせて、食道の動きを調べた。多少蠕動が弱いが、巨大食道症はないと。ほっとした。巨大食道症は、重症筋無力症に高率に現れるが、これになると食事の管理が大変なのだ。プレドニゾロン20mgは変更なし、食道の蠕動運動を助ける薬を追加された。

 午後から、ミルトスで開催された「犬の行動学セミナー」に参加。本当は、アジリティにおける問題点をみてもらうはずだったが、アジはお休み中なので、飼い主だけ参加。実際の犬の行動を見てもらわずに質問に答えてもらっても、こちらの説明の仕方が悪いのか的を射たお答えにならず、不完全燃焼。終了後、少しフィールドで遊ばせてもらった。フリスビーを追いかける姿に、以前より元気があるような気がする。これはきっと、ひいき目じゃない。


 と、思いたい。
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# by myastheniagravis | 2012-08-02 15:22

始まり

 アジリティセミナー2日目のことだった。
 元々あまり意欲のある子ではなかったが、前日の走りはひどかった。午後になると、「歩いている」とさえ言えないくらいドナドナで、コースの途中で撤収するほどだった。この日の朝、気分を盛り上げようと、セミナー開始前に少しフリスビーで遊んだ。セミナー当日は、トリーツをたくさん与えるので、いつも朝ご飯抜き。フリスビーの途中で何粒かトリーツを与えた。フィールドからテントに戻る途中で、それを全て吐き戻してしまった。いくらやる気のない子とはいえ前日の走りといい、これはいくら何でもおかしいと、セミナーをキャンセルしてかかりつけの動物病院に向かった。
 獣医の前でトリーツを食べさせると、いつものようにいそいそと口に入れ、本人は飲み込んだつもりでも、トリーツはいつまでも舌の上。それを見ただけで、先生の診断は、

 「重症筋無力症の局所型(咽頭型)」

 「重症筋無力症」・・・・

 人の難病としては知っていたが、犬にもあるとは! 言われてみれば、最近の症状が全て当てはまる。

 トリーツが飲み込めなくていつまでも口をもぐもぐさせてみたり、

 水を飲むのもフードを食べるのも極端に時間がかかってみたり、

 バーの前で突然立ち止まってみたり、

 表情が無気力で老犬みたいだったり、



 全部病気のためだったんだ!!!

 子犬の頃からおとなしくて手がかからない代わりに意欲がなくてトロかったから、やる気がないだけだと思っていた。
 病気のせいだったなんて・・・・・


 気付いてあげられなくてごめんね。やる気がないせいだと思い込んでイライラして、本当にごめん。もっと早く気がついてあげればよかった。

 一応採血もした。
AST113
ALT133
CRP4.05
CPK1442
他は正常範囲。CPKの異常高値は、前日のアジリティの影響かもしれない。
 抗核抗体、抗アセチルコリンレセプター抗体、抗咬筋抗体も検査するが、これらは外注なので今日は結果が分からない。しかし、結果を見るまでもなく、症状からして間違いないと。この道30年の先生でも、年に1、2例しか見ないそうだ。幸い、軽症だと言われた。

 今日から早速ステロイド内服開始。今回は、以前のアトピーの治療と違い、自己免疫疾患だから長期投与を覚悟する。

 闘病開始。
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# by myastheniagravis | 2012-07-27 14:49