4歳になったばかりの飼い犬が、重症筋無力症と診断されました。このブログは、飼い主の備忘録として始めますが、同じ病気と闘うペットの飼い主さんとの情報交換の場となれば嬉しいです。


by myastheniagravis
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増量中

 一昨日夜から、メスチノン増量中。60mg/dayは、ヒトと比較するとかなり多い。ヒトは、成人で180mg/dayだ。エアリアルの体重は10kgにも満たない。投与量は、体重に比例するのではなく、体表面積に比例するからだそうだ。幸い、副作用の下痢は起こらず、流涎も増えた様子はない。
 ここ1週間、摂食の状況は、朝が最も悪かった。ヒトの教科書には、「夕方にかけて症状が悪化する」と書いてあるのに、矛盾してる。しかし、増量した昨日から、朝もほぼ普通に食べられるようになった。相変わらず舌の動きは悪いが、食べ終わった後の器を舐める様子も見られた。多少よくなっているのかな?

 前回受診したとき、京都にある神経専門の動物病院を受診する気があるかどうか打診された。そこの獣医とたまたま話をする機会があり、興味深い症例だから是非診たいと言われたそうだ。確かに、現在の症状は舌下神経限定。こんな重症筋無力症があるだろうか? 一応、別の病気の鑑別診断ということで。
 でもなぁ。腫瘍などであれば、多少なりとも左右差があってもよさそうなものだ。それに、舌下神経限定の症状というのも、ありそうにない。
 京都まで犬を連れて行くことは、私にとっては簡単なことだ。トレーニングをお休みしているから、時間もたっぷりある。けど、できれば受診せずに済ませたい。 来週受診するまでに、見違えるほど治っててくれないかな〜。
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by myastheniagravis | 2012-08-30 13:27

メスチノン投与5日目

 メスチノン内服を始めてから、月曜日の急変以前の状態に戻った。ゴハンはまだ一度にたくさん食べられない。水を飲むのにも時間がかかる。特に、朝は調子が悪い。自力で食べられないことがある。忙しい朝に食事の介助並びに汚れた床やエアをきれいにするのは、正直腹立たしいこともある。調子がいい時は、器を舌でなめることができるようになった。

 ところが、重症筋無力症のほうがちょっとましになったら、今度は顔をかきむしるのと脇腹をなめるのが復活したorz。プレドニゾロンを20mg/dayも飲んでいるのにかゆいとは!? 将来漸減したら、どうなるんだ。ステイロイドのおかげでかゆみが治まったように見えたのは、単に舌が動かなくて舐めたくても舐められなかっただけ? それとも、ここ数日主食のウサギを切らせてしまい、アレルゲンの疑いのあるチキンが入ったフードに変えたから?
 関係のある要素が多すぎて、原因が分からない。変数が多すぎて解の出ない方程式のようだ。ウサギに戻ったら、掻きむしらなくなった。やはりチキンはアレルゲンの1つなのか。冷凍庫に大量にあるササミは、ヒトが消費するしかなさそうだ。

 それにしても、副作用の流涎がひどい。元々病気のせいでヨダレが多かったのに、いまでは、一日中ヨダレ拭きを持ってエアの後を追いかけているような有様だ。一歩歩けばエアのヨダレを踏む。早くよくなってくれないと、飼い主の神経が持たない。

 自力で食べられなくなって1週間。もっとずっと長かったような気がする。今日、再診。「劇的に治ったとは言い難い」という点で、主治医と意見が一致した。メスチノン1.5mg/kg→2mg/kgに増量して、さらに1週間様子を見ることに。

 本日のお会計、¥2,140。お財布に優しかった。 
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by myastheniagravis | 2012-08-28 20:33

急変

 22日夜から、水も飲めなくなった。その日の夜激しい下痢をして(関節サポート用のサプリをさつきと共謀して盗み食いしたのが原因)、水をほしがるのに、ほとんど口に入っていかない様子だ。何度も何度も水飲み場に来てぴちゃぴちゃする。すでに深夜で、何もしてやれない。食事の介助はできても、水を飲ませる介助はできない。見るに忍びないので、夜はハウスの中で寝かせた。

 翌朝、動物病院に連れて行った。補液をしてもらい、メスチノン(コリンエステラーゼ阻害剤)一日4分の3錠、追加投与された。病院で4分の1錠飲ませ、4時間後くらいに試しにゴハンを与えてみたところ、バクバク食べた。大きな口を開けてがっつく場面を、久しぶりに見た。
 今朝は、ヤギミルクを飲み干して、器をなめた。舌でペロペロするのを見るのは、いつ以来だろう?

 コリンエステラーゼ阻害剤は、過剰投与するとクリーゼ(急性増悪)を起こすことがある。この量から始めて、最終的には一日1錠半まで増量する予定であるらしい。

 ひとまず、自力で摂取できるようになった。

 この日のお支払い。
¥51,070

 内訳:本日の診察料¥6,940
         前回の未払い¥29,000
         アルファの混合ワクチン+フィラリア予防薬1回分¥8,100
         エアの薬用シャンプーとリンス¥4,830
         +消費税2,430
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by myastheniagravis | 2012-08-23 15:12
 うちの犬の一頭目は、気管虚脱だ。2年半ほど前に手術を受けて、おかげで元気そうにしてるが、すぐ息切れがする。進行する可能性は常にあり、いつまた呼吸困難になるかわからない。
 
 そして、今度は2頭目が将来像の見えない難病だ。

 世の中には、何頭犬を買っても全て健康な人もいるのに。

 なんでうちだけ立て続けに致死的な難病になるのか。

 そう考えると、情けなくてたまらない。

 最近、暇さえあればネットで犬の重症筋無力症を調べている。ある動物病院のサイトで、重症筋無力症と甲状腺機能低下症を合併した犬の記録を見た。その犬は巨大食道症も併発していたため、吐き戻すばかりして食事がとれず、痩せこけた上に甲状腺機能低下症で体幹の毛が全て抜け落ち、目も当てられない状態だった。約2年の治療の後、ほとんど元通りに治った。飼い主さんも、よくがんばれたなぁ。どうやって正気を保ったのだろう。
 それを思うと、1ヶ月足らずで音を上げていてどうする。

 そう考えてはみても。
 今日も、自力で食事が摂れなかった。一口二口はのどに入るのだが、それから後は、口に入れてもそのまま出てきてしまう。よく見ると、舌の上ではなく下にゴハンが乗っている。舌に全く力が入っていない。3食とも鳥のヒナの餌やり。生食だから、口の周りもスヌードも洋服も(かゆがって掻いたり舐めたりするのを防ぐため、いつも着せている)、ドロドロ。床もドロドロ。お口拭きにぞうきん、スヌード、洋服。大量の洗濯物が出る。洗濯はまだよいが、食事の介助は時間もかかるし、ストレスも相当なものだ。


 実は、9日に遥々三重まで子犬を迎えに行ってきた。エアリアルがこんなことになるなど、予測できる訳がないから、生まれる前から予約してあったのだ。まだトイレトレーニングが完成していないから、一日に何度も排泄の後始末をしないといけない。それに加えてエアリアルの食事の介助。病気になってから絶えず涎が出るから、一日に何十回も涎を拭かなければならない。エアリアルが元気な頃は、暇さえあれば広場に行って遊んだり自主練したりしていた。昨年のこの時期でも、少しでも涼を求めて蒜山まで自主練に行ったりしていたものだ。そういうことに費やしていた時間がなくなって、暇な時間が膨大にあるはずだが、それ以上に犬たちのお世話に時間がかかる。一日中後始末をして回っているような感じだ。

 
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by myastheniagravis | 2012-08-21 17:14

一歩前進二歩後退

 病状は相変わらずで、固形のおやつは飲み込めないが、生食を時間をかければ食べられる状態が続いていた。ところが、夜から異変が。

 病気が分かってからというもの、食事中はずっと食器を頭の高さで支えてやっている。少しでも飲み込みやすくするためだ。今日の夜も食器を持っていると、口は動いているのに、ゴハンが全然減らないのに気付いた。よく見ると、舌が全く動いていない! フードがのどに送り込めないのだ。一口ずつスプーンでのどの奥に入れてやると、飲み込める。夕方まで元気に走っていたのに。舌の動きだけが悪化している。言い換えると、悪いのは舌の動きだけ。運動をすると関係ない舌の機能に影響するのか? 全身のアセチルコリンが減少するんだろうか?  わからない。
 エアリアルを座らせて、一口ずつスプーンでのどの奥に入れる。鳥のヒナにえさをやっているみたいだ。鳥のヒナと違うのは、口を開けっ放しにしてくれないこと。なまじ自分で食べようとするものだから、却ってうまく入れられない。どうにか1回分完食させた。

 ステロイドを高用量から始めると、一時的に悪化することがあるらしい。一時的なものなのか、病気の悪化なのか、わからない。

 これからずっとこんな状態が続くのか? それもわからない。

 暗澹とした気持ちになる。
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by myastheniagravis | 2012-08-20 23:36

大枚はたいたのに!

 ステイロイド投与開始から2週間経過。すこしよくなってからは水平飛行という感じ。よくなったといっても、具体的にどこがどのようにと聞かれると、答えられない。全体的に少し元気になった(ような気がする)。

 外注検査の結果が出た。

抗核抗体(ー)
抗アセチルコリンレセプター抗体(ー)
咀嚼筋筋炎抗体(ー)

 ぜぇ〜んぶ、陰性。ということは、重症筋無力症と確定診断はできないということ。


 29.000円も払ったのに!!!


 しかも、持ち合わせがなくて未払いになったというおまけつき。

 かといって、重症筋無力症ではないとも言えない。ヒトでも犬でも、患者の20%くらいは陰性だそうだ。このまま治療を続けるしかない。同じ薬を処方されて、次回は2週間後に受診の予定。
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by myastheniagravis | 2012-08-10 16:26

治療開始1週間

 ステロイド内服開始から1週間経過。

 プレドニゾロン20mgを毎朝飲ませる。体重10kg足らずの犬としては、ヒトに換算するとかなりの高用量だ。しかし、さすがはステロイド。ここ半年間悩まされてきた皮膚のかゆみが、一晩にして治まった! 恐ろしいほどの効果だ。
 肝心の重症筋無力症に対する効果は、当然と言うべきか、「著名改善」とは言い難い。が、気のせいか、治療開始前より生き生きしてきたように見える。ひいき目か? 
 しかし、相変わらず固形のトリーツは飲み込めないので、アジリティも服従訓練も、お休みさせてもらうことにした。筋肉をあまり使わない服従訓練くらいはできそうなものだが、ご褒美がおやつに特化してしまっているので、食べられないのでは訓練にならない。

 この間、ネットで犬の重症筋無力症を検索して自分なりに調べてみた。

 咽頭型は、全体の3分の1くらいに見られる。四肢にはあまり症状が出ない。出るとしたら、後肢により強く出る。そう言われてみれば、治療開始の少し前から、横座りするのが気になっていたのだ。確かに、それは治療開始後、なくなった。後肢に力が入らなければ、バーは跳びにくいはずだ。知れば知るほど、「そう言われてみれば」思い当たる節ばかりで、後悔先に立たず。

 最悪、呼吸筋麻痺や摂食障害で死亡することもある。が、死亡原因の第一位は、誤嚥性肺炎だそうだ。今のところ、その兆候はない。

 治療には、ステイロイドやアセチルコリンエステラーゼ阻害剤などを用いる。ヒトでは、胸腺腫瘍の摘出が一般的だが、犬では文献報告がある程度。検査も手術もヒトより手間がかかるせいか、ほとんど行われていないようだ。

 自己免疫疾患といえば、一生ステロイドとお付き合いという認識だったが、どのサイトにも、「治療開始から数ヶ月で治癒することがある」と書いてある。楽観はできないが、多少希望の光が見えた。


 治療開始から2回目の受診。この日の血液検査は、全て正常値。缶フードにバリウムを混ぜたものを食べさせて、食道の動きを調べた。多少蠕動が弱いが、巨大食道症はないと。ほっとした。巨大食道症は、重症筋無力症に高率に現れるが、これになると食事の管理が大変なのだ。プレドニゾロン20mgは変更なし、食道の蠕動運動を助ける薬を追加された。

 午後から、ミルトスで開催された「犬の行動学セミナー」に参加。本当は、アジリティにおける問題点をみてもらうはずだったが、アジはお休み中なので、飼い主だけ参加。実際の犬の行動を見てもらわずに質問に答えてもらっても、こちらの説明の仕方が悪いのか的を射たお答えにならず、不完全燃焼。終了後、少しフィールドで遊ばせてもらった。フリスビーを追いかける姿に、以前より元気があるような気がする。これはきっと、ひいき目じゃない。


 と、思いたい。
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by myastheniagravis | 2012-08-02 15:22